ポンチ絵2.0 の2日目。プロジェクトの概要や目的なども記載している1日目のレポートはこちら。
前回のアンケートの結果では、デザインの学びに対するニーズが高いことが明らかになりました。行政の方々が学ぶべきデザインの学びは、サービスデザインやUX、あるいはコミュニティーデザインから建築まで色々とあると思うのですが、今回は視覚化に対象を絞ったデザインリテラシーのお話をしました。
DAY2-1 Presentation
体感型デザインリテラシー
デザインリテラシーと言っても、原則を説明してもわかりにくいので、比較を中心とした体感型の資料を中心にご説明しました。まずは、余白。
次は書体
次はレイアウトと視線誘導。体を張ってサンプルを作ったのに失笑どころか無笑でした!(涙
最後に、デザイン の逆再生。既成のデザインをどんどん元の原稿にもどしていくという実験です。学生の有田亮平君が作ってくれました。
DAY2-2 Training
図解系トレーニング
次はよく社会人向けのワークでもやっている図解系のトレーニングです。英語のような文字言語は単語と文法の組み合わせで覚えいていくのと同じように、視覚的な言語もトレーニングで覚えていくことができます。みんなで共有しながら図解していくことで、ピクトグラムや図解のパターンを頭の中に記録していきます。
DAY2-3 Workshop
デザインパターン作り
そして本題のワークショップ。先週課題となっていたピクトグラム、ダイアグラム、フレームの三つを共有し、ブラッシュアップして投票し共有していきました。やはり私達が想定して作っていたピクトグラムとは違うものが多い。やはり当事者の方にワークショップで出していただくのは大切だと思いました。
全体で共有して発表していただきました。
そして最終的には以下のようにパワーポイントのフォーマットに落とし込んで、省庁内で使えるデータとして制作していきます。さて、ここからはデザイナーが頑張るところですね!夏休み明けにはできるかな!?
最後に
ご参加くださった皆さまそして、今回お声がけいただき、このような実験的で野心的なプログラムをコーディネートくださった内閣人事局 企画官の越尾淳様、誠にありがとうございました。
そして、ブラックゼミと言われ始めている富田ゼミナールですが、学生たちも準備やワークの検証、当日の運営、振り返りなど本当に大活躍してくれました。おつかれさまでした。
デザイン学課程 富田ゼミナールメンバー:
有田 亮平, 植田 育代, 門脇 瞳, 笹 有輝也, 佐藤 義将, 西尾 結華, 根間 美砂子, 前川 季哉